収納は多ければいい?

「収納がもっとあればいいのに」
家づくりや暮らしの中で、そんなふうに感じることはありませんか?
でも、収納が足りないと感じる原因は、単純に「収納の量が少ないから」だけではありません。
実は、収納の場所や使い方が暮らしに合っているかどうかも大きく関係しています。
今回は、衣替えの時期にも見直したい、使いやすい収納の考え方をご紹介します。
なぜ収納は「足りない」と感じるの?
収納がうまく機能しない原因には、いくつかあります。
例えば、
- 使う場所と収納場所が離れている
- 奥行きが深すぎて使いにくい
- 家族それぞれの物が混ざっている
- 季節物の出し入れがしにくい
など。
つまり、収納は「どれだけあるか」だけでなく、どこに、どうつくるかが大切です。
特に衣替えのときに、
「出すのが面倒…」
「しまう場所が分からない…」
と感じるなら、収納の配置や使い方を見直してみてもいいかもしれません。
衣替えがラクになる収納のポイント
では、衣替えをスムーズにするには、どんな収納がいいのでしょうか?
ポイントは3つです。
1.家族の衣類をまとめて収納する
おすすめのひとつが、ファミリークローゼットです。
家族それぞれの衣類を一か所にまとめることで、
- 衣替えをまとめてできる
- 洗濯後の片付けがラク
- どこに何があるか分かりやすい
といったメリットがあります。
最近では、洗面室やランドリールームの近くにファミリークローゼットを配置する間取りも増えています。
洗う → 干す → しまう
という流れを短くすることで、毎日の家事もラクになります。
2.使う場所の近くに収納する
「収納は大きければいい」とは限りません。
大切なのは、使う場所の近くに収納があること。
例えば、
寝室で着替えるなら、寝室の近くに衣類収納を。
玄関でコートを脱ぐなら、玄関にコートを掛けられる収納を。
このように、「使う場所」と「しまう場所」を近づけるだけでも、日々の動作がスムーズになります。
衣替えも同じです。
季節物をしまう場所が遠かったり、取り出すために別の物を動かしたりする必要があると、それだけで負担になってしまいます。
3.収納には「余白」をつくる
収納を考えるとき、意外と大切なのが余白です。
「せっかくだから、できるだけたくさん収納できるようにしたい」
そう考えて、収納をいっぱいにしてしまうこともあります。
でも、ぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと、
- 物の出し入れがしにくい
- 新しい物を入れる場所がない
- 結局、別の場所に物があふれる
といったことが起こりやすくなります。
収納は、最初からいっぱいにするのではなく、少し余裕を残しておくことも大切です。
目安として「8割収納」を意識すると、出し入れもしやすく、長く使いやすい収納になります。
よくある収納の失敗
ここで、収納づくりでよくある失敗も見てみましょう。
「ウォークインクローゼットをつくったのに使いにくい」
収納の奥行きが深すぎると、奥にしまった物が取り出しにくくなり、手前ばかり使ってしまうことがあります。
「収納を増やしたのに片付かない」
収納量を増やしても、使う場所から遠ければ、片付けるのが面倒になってしまいます。
「季節物の収納場所がバラバラ」
夏物・冬物などをあちこちに分けてしまうと、衣替えのたびに探す手間が増えてしまいます。
収納は、ただ「たくさんつくる」ことが目的ではありません。
毎日の暮らしの中で、使いやすいこと。
それが一番大切です。
収納は「暮らし方」から考える
収納計画を考えるときは、まず普段の生活をイメージしてみましょう。
「どこで着替える?」
「洗濯はどこでする?」
「洗濯物はどこに干す?」
「乾いた服はどこにしまう?」
「家族それぞれの物はどこに置く?」
こうした日々の動きを考えていくと、必要な収納の場所や大きさが見えてきます。
収納は、単なる「物をしまう場所」ではありません。
暮らしの動きをスムーズにするための大切な場所です。
これから家づくりを考える方は、「収納を何か所つくるか」だけではなく、どこにあれば使いやすいのか、どんな動線なら片付けやすいのかにも注目してみてください。
そして、衣替えのこの時期に、ご自宅の収納を一度見直してみるのもおすすめです。
「ここに収納があればもっとラクなのに」
そんな気づきが、これからの家づくりのヒントになるかもしれません。
それでは、また🌿
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