これからの家づくりに必要な「防災」という考え方
地震や台風、大雨など、いつ起こるか分からない災害。
家づくりを考えるとき、「もしものときに家族を守れるか」という視点も大切になっています。
最近では、防災を特別なものとして考えるのではなく、普段の暮らしの中に自然に取り入れるという考え方も増えてきました。
今回は、これからの家づくりで知っておきたい「防災」のポイントをご紹介します。
停電時も安心「自動給電システム」
災害時に多くの方が不安に感じることのひとつが「停電」です。
電気が使えなくなると、照明だけでなく、冷蔵庫やスマートフォンの充電、情報収集などにも影響します。
そこで注目されているのが、停電した際にあらかじめ設定した回路へ自動で電気を供給する「自動給電システム」です。
太陽光発電や蓄電池などと組み合わせることで、停電時にも、
- 冷蔵庫
- 照明
- スマートフォンの充電
- Wi-Fiなどの通信機器
といった、生活に必要な設備へ電気を供給することができます。
すべての電気を使えるようにするのではなく、「停電したときに何が必要なのか」をあらかじめ考えておくことがポイントです。
必要な設備を絞ることで、限られた電力を効率よく使うことにもつながります。
外出先からも確認できる「スマートロック」
最近では、スマートフォンと連動した住宅設備も増えています。
そのひとつが「スマートロック」です。
製品によって機能は異なりますが、
- 鍵の閉め忘れをスマートフォンから確認する
- 外出先から施錠する
- 家族の帰宅を確認する
といったことができるものもあります。
災害時、避難する際に「鍵を閉めたかな?」と不安になることもありますよね。
そんなときに、スマートフォンから状態を確認できるのは安心につながります。
また、普段の防犯対策としても役立つため、日常の便利さともしもの安心を兼ね備えた設備といえるでしょう。
「普段使いできる防災」が大切
防災設備を考えるときに大切なのは、「非常時だけ使うもの」にしすぎないことです。
例えば、非常用の懐中電灯を用意していても、いざというときに「どこに置いたっけ?」となってしまっては困ります。
一方で、普段から使っている照明や設備が、停電時にも使えるようになっていれば、特別な操作や準備をしなくても対応しやすくなります。
つまり、
普段は便利で快適。
もしものときには安心できる。
そんな設備の取り入れ方が、これからの家づくりでは重要になってきます。
防災設備を取り入れるときのポイント
便利な設備だからといって、何でも取り入れればいいわけではありません。
家族の暮らしに本当に必要なのか、コストや使いやすさも含めて考えることが大切です。
初期費用とランニングコスト
蓄電池やスマート設備などは、導入するための費用がかかります。
「災害への備え」という目的だけでなく、普段の暮らしでも活用できるか、長期的なコストも含めて検討しましょう。
メンテナンス性
設備によっては、バッテリーの寿命や機器の交換など、将来的なメンテナンスが必要になるものもあります。
「設置して終わり」ではなく、長く使うことまで考えておくと安心です。
家族みんなが使えるか
高機能な設備でも、操作が難しくて使えなければ意味がありません。
家族みんなが無理なく使えるか、実際の操作方法まで確認しておきましょう。
これからの家づくりは「安心」も一緒に考える
家づくりでは、デザインや間取り、断熱・耐震などの住宅性能について考えることが多いと思います。
そこにもうひとつ加えておきたいのが、**「もしものとき、どう暮らすか」**という視点です。
地震や台風、大雨などの災害をなくすことはできません。
だからこそ、起こったときのことを考えて、できる備えをしておくことが大切です。
もちろん、すべての防災設備を取り入れる必要はありません。
「停電したら何が必要?」
「家族が家にいるときに災害が起きたら?」
「避難するとき、どう動く?」
そんなことを一度考えてみるだけでも、家づくりの見方が少し変わるかもしれません。
毎日の暮らしを快適にしながら、もしものときにも家族を守れる家。
これから家づくりを考える方は、デザインや間取りだけでなく、「安心」という視点からも住まいを考えてみてはいかがでしょうか。
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